バイロンベイでオーガニック生活

オーストラリアのオーガニックな町、バイロンベイでの生活を紹介します

バイロンベイと持続可能な食堂

英語だとすんなり意味が理解できるのに、日本語に訳そうとした途端言葉に詰まることってありますよね。

 
こんにちは、sustainability を初めて「持続可能性」と訳した人は、この言葉をひねり出すのに頭を抱えただろうなぁと想いを馳せるエリーです。みなさんこんにちは。
 
というわけで、今日はsustainability をテーマにしたファームという名の食堂の紹介です。
 
The Farm byronbay
 
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サステナビリティ、もしくは持続可能性。環境問題を論じるときにたまに耳にしますよね。
 
その言葉の通り、何も壊さず、自然や動植物への偏りや負担をできるだけ抑えた循環型の農場です。
 
動物は広いケージでのんびり草を食べて育ち、
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その肥料で野菜が育ちます。
 
そこで育った野菜と果物をこちらでいただけるのですが、当然のことながら激うまでした。
 
口にした途端、素材本来の濃厚な香りが鼻から抜けていきます。
野菜って、こんなに味と香りが濃いんだなあ。
 
お肉も、脂身から出てくるうまみがすごいです。そして身体に負担がかかる感じがありません。
 
ついでに環境にも負荷がかかりません。
 
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青空の下でいただくというのも、その美味しさに一役買っていそうです。
 
こちらの敷地内にはレストランだけではなく、売店やカフェもあります。
 
この農場で取れた野菜やお肉を売るお店。
そしてその野菜や肉で作られたサンドイッチも置いている、天然酵母のパン屋さん。
 
カフェのスイーツはノンシュガー&オーガニック。
 
お花やさんまでありました。
可憐というより、ずいぶんと生命力の強そうな花々でした。
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どのお店も、とても雰囲気がありました。
 
ちなみに、バイロンベイにはこのように、循環をテーマにしたお店がいくつかあるそうです。
 
昔学校で習った持続可能性という難しい言葉を、こんな形で目の当たりにするとなんだか感慨深いものがありました。
 
バイロンベイに来られた際には、ぜひ訪ねてみてください。
食べ物だけではなく、風景も、雰囲気も素敵な場所でした。
 
何より、サステナビリティという言葉を、1発で理解できること請け合いです。

バイロンベイの休日

爽やかな目覚めを促す鳥のさえずりは、どんな朝をも爽やかに彩る効果がありますよね。

こんにちは、鳥さんたちによる大オーケストラに毎朝叩き起こされ、休日の朝も充実しているエリーです。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今日は休日です。

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起床はやはり5:30ごろですが、8:00くらいまで意地で部屋に引きこもります。休日ですからね。

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洗濯と掃除の後、ブランチを頂きます。
休日は問答無用でパンケーキです。
パンケーキのブランチは永遠の憧れ。

余談ですが、グルテンフリーのケーキミックスです。サツマイモをたっぷり入れました。

そして、今日は午前中に施術の予約が入っていたため、家で施術をさせていただきました。

おそらく以前にされたという怪我によって、足の筋肉のつき方が左右不対称だったのですが、かなり改善できて、本当に嬉しいです。

ヨギーの方なので、骨も整いやすくて楽しかったです。

わたし自身にとっても、癒しの時間ですね。

その後、いつものお店に買い出しです。
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いつもはこの後、勉強&読書タイムなのですが、ハウスオーナーに「年頃の女性が嘆かわしい!」と突っ込まれたため、近所のビーチに行くことにしました。

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散々はしゃぎまわった後、浜辺で、寄せては返す波や、空や、ハンサムな男性を眺めながら日記を書き、思いついたことをメモし、少し読書をしました。

至福の時間。


積極的に遊びまわったり、美味しいものを食べ歩いたり、という生活にも少し憧れます。

ただ、日本に定期的にそれなりの額を送金中の身としては、あまり派手に遊びまわったり、ショッピングを楽しんだり、というわけにはいきません。

それでも全く不満を感じないどころか、なんて満たされているんだろうと感じます。

想像していた以上の理想の生活を生きていることを不意に自覚して、とても深い感謝を感じた日でした。

こうして日々を大切に生き、まわりの人々と関わり、日々学び、自分の仕事に誇りと愛情もをって過ごしていけば、そんなに遠くない未来で、いつのまにか、今想像している理想の生活以上の人生を歩んでいる自分に、またきっと気がつく。

そんな気がしています。

さて、明日こそは雰囲気だけではなく、ビジュアル的にも爽やかな朝にするために早めに寝ようと思います。

昨晩はつい、ルームメイトと真剣にラグビーに見入ってしまったので。

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休みの前日が宵っ張りになりがちなのは、きっと全世界共通ですね。

バイロンベイでのお仕事の1日

フットマッサージの時、「できるだけ強く」とお願いされると、思わず目が輝きますよね。

こんにちは、自ら強くと言った手前、「弱めてほしい」とも言えずに痛みに耐える男性の姿を、今日もうっとり眺める、元台湾式足ツボマッサージャーのエリーです。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は、お仕事の1日を紹介したいと思います。

わたしはタイ古式マッサージのお店で働いていて、出勤時間は9:30です。

たいていは5:30頃に庭の鳥さんたちが起こしてくれるので、そのままベッドでニャンコと遊んで、しばらくまどろんでから起き上がります。

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ヨガをして、何か果物を食べて、弁当を詰めて、家を出ます。

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英語の教材を聞きながら出勤です。

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途中で、ノンシュガー・ノン小麦粉・オーガニックのチョコケーキを買います。

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5ドル♪ 

店に着いたら、オープンの準備をします。

その後、忙しいときはノンストップでひたすら施術をします。

やはり、日本の人とは体格が違うため、慣れるまでは大変でした。
日本では女性のお客様がほとんどでしたが、こちらは男性のお客様の方が多いですし、そうすると体毛で手も擦れますしね。

ただ、最近は「この小柄な子で大丈夫かな?」という不信感を持った表情が、恍惚に変わる瞬間がなかなか快感です。

意外と力は強いのですよ。

施術の合間に、休憩をとります。
白ご飯が食べ放題なため、持ってきたおかずと一緒に食べます。いえ、かきこみます。

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ベジバーグのロコモコ風。
料理はまだ勉強中なのですよ...。

完全出来高制で、このような忙しい日は1日に200ドル(2万円弱)くらいになります。

ただ、シーズンオフの今はものすごく暇な日もあります。

そんな日は、スクワットをしたり、英語の勉強のためにドラマを見たり、日記を書いたりして過ごします。

本格的に勉強をし始める人もいたり。

また、ご近所のオーガニック食材店にローココア(加熱しすぎない、酵素が生きてるココア)を買いに行く人もいます。

そんな日は残念ながら1日に100ドル(一万円弱)超えるくらいですが、勉強デーと割り切って、結構楽しんでいます。

今は冬の時期に入ったため、基本6時までです。

満天の星空を眺めながら、そして英語の勉強のため、ドラマの録音をシャドーウィングしながら帰宅します。

家に着いたらたいてい、ルームメイトでオランダ出身のハンサムガイが半裸でテレビを見ているか夕飯を作っているので、ちょっとおしゃべりをしながら、ごはんを作ります。

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お風呂に入って、ちょっと部屋の掃除をして、日記を書いて。

ニャンコと戯れながら、ベットで薬師が調合してくれたハーブを頂きます。

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トリックよりも恋愛の行方が気になるミステリ小説を英語で読み進めているうちに、眠ってしまうのが日常です。

夜10:00。

フクロウの声を聞きながら、全てを癒してくれる深い眠りにつきます。

バイロンベイの夜は、早いのです。

バイロンベイのヨガ事情

それなりに人生重ねていると、芸は身を助くという言葉が身にしみる経験だって1つや2つ出てきますよね。

こんにちは、「人生詰んだ」と思うたびに思わぬ特技で生き延びてきた旅人エリーです。技能は人種も国籍も超える。

さて、前々回の記事で、バイロンベイにはヨギー(ヨガする人)も多いと書きました。

今はもうニューヨークに戻ってしまいましたが、元ルームメイトもバリで10年修行し、講師でもあるヨギーでしたし、同僚にもヨガ10年選手がいます。

そのうちの1人に、なぜバイロンベイに修行にくるのか聞いてみると、すごい先生とスクールが充実しているから、ということでした。

そりゃそうですよね。

インストラクターが学びに来るような、すごい先生たちが集まる理由は、やはりバイロンベイの環境が大きいようですようです。

バイロンベイにはチェーン店がありません。

元々、自然と共に生きることを大切にしている人々が集まって大きくなった町だそうで、それゆえに、お店には採れたての野菜やハーブ、オーガニック食品が溢れ、ベジタリアン食品も充実し、カフェも食堂もナチュラルで人と人、人と自然の距離が近い空間ばかりです。
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しかも、おしゃれ。
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そして何より、自然の力がものすごく強い場所でもあります。

そんな町に住むからには、わたしもヨガを学びたい!でも、本格的に習うには、お金と時間がね...。

そう思っていた矢先、わたしの施術を受けに来てくれた女性が、こちらもバリで10年以上修行を積んだヨギーニと判明。しかも本職のインストラクターで、ご近所さんです。

彼女が、整体をする代わりに、一対一でヨガを教えてくれることになりました。

バイロンベイは、この手の引き寄せが本当に多いです。え、もう聞いた?
それは失礼しました。

彼女のレッスンは、一言で言うと、スパルタクスのそれです。

体で流れを覚えるまで何度も繰り返させ、覚えたら、毎日(太陽礼拝に至っては計20回)家でするように言うのです。

1日目は、本気で続かないかも、と思いました。

次の日は当たり前のうように筋肉痛でした。

でも不思議ですよね。
できるようになるんですよ、毎日続けていれば、3日目くらいで。

そして、習慣というものは、初めてしまえば慣性の法則のように、なんとなく続いていくもののようです。

今では、完全に1日の習慣の一部になってしまいました。

ヨガの影響で、明らかにウエストは締まるし、ヒップの位置は上がってきました。

そして、集中力が上がったためでしょうか?

英語の勉強もはかどります。

先生のスパルタクスなレッスンで新しいポーズが追加され、その度に顔がホラー映画の女優さんになっていますが(絶対に男性には見せられません。トラウマを植え付ける結果になるでしょう)、こちらにいるうちに、学べるだけ学び切るつもりです。

この学びは、一生自分の財産になる気がしています。

こうして、いざという時の切り札が追加されていくのですね。


さて、今回は整体技術で望む結果を手にしました。今までも、整体のおかげで食料を手にしたり、町までの切符を手にしたり、職難の最中(さなか)仕事を手にしたりと、助けられてきました(すべて海外での出来事です)。

ですが、わたしが今までで一番、助けられたと思った芸は、ずばり、演技力です。

あわや日本を出られなくなりそうだった時。恥や外聞をちょっとわきに置き、二の腕の筋肉をすぼめ、黒帯は隠し、か弱く、儚げな女性になりきりましたよ。

人間、いざという時身を助けるのは、芸と、度胸と、愛嬌なのだーー涙を浮かべて助けてくれた男性にお礼を言いながら、そんな確信を得たときから、世界のどこででも住める気がしている、旅人エリーでした。

バイロンベイと薬師

薬草がところ狭しと並んでいる風景って、なんだか無駄に興奮しますよね。

こんにちは、バイロンベイで薬草について学び始めた、薬師見習いのエリーです。みなさんいかがお過ごしですか?

実は、わたしがバイロンベイにやってきた目的の一つが、医療ハーブを学ぶことでした。

医療としてのハーブが浸透しているオーストラリアの中でも、特にハーブが溢れていて、この地にハーブの買い付けにやってくる人も多いと聞くバイロンベイ。

やってきた当初は、生活の基盤を整えることに力を注いでいましたが、そろそろ余裕が出てきたので情報を集めないとなあ〜

と思っていた矢先に、仲良くなった女性がプロの薬師と判明。

わたしがマッサージや解剖学的なことを教える代わりに、薬草について教えてくれることになったのです♪

バイロンベイは、本当にこの手の引き寄せが数多く発生します。

そしてお勉強会初日。
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初日なので、薬師がわたしの体調を聞いて、その中からハーブを選び、そのハーブについて学ぶ、という形式でした。

今日のハーブは、

ローズ
ジンジャー
ハイビスカス

でした。

参考までに値段を聞いてみると、上記のハーブをそこそこの量買っても、日本円で500円くらい。

本当にハーブが身近な国です。

詳しい内容は割愛しますが、効能から味、どういった症状に効くか、から、具体的な使用方法、味(飲みました。これぞハーブ水!というような濃くて、効きそうな味でした)、調合の際の割合など、なかなか本格的。

たった5つのハーブなのに、大変濃い時間でした。
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整体をしていると、内臓の不調が原因で骨が歪んでしまうというケースをよく見かけます。

なんとかそれを緩和してあげられないか、と思って調べると、リラックス&おしゃれ☆くらいの認識だったハーブが、実はそれぞれの体の症状にものすごく効果的なものだとわかりました。

この知識を身につけて、トータルで体をケアできるセラピストになろう。

勉強しながら夢は膨らみます。

さて、さらに夢を具体化して、どんなお店にしようかなぁとイメージした時。

浮かんできたのは、RPGのゲームに出てくるような、無造作だけれど居心地の良さそうな、日本の建築法をさっぱり無視したレンガ造りのお店でした。

ちょっぴり中2病に罹患中かもしれないなぁと、しみじみと感じる今日この頃です。

青空マーケット

抜けるような青空の下に並べられた食べ物は、なんだか5割増で輝いて見えますよね。

 

こんにちは、木曜日の度に一週間分の野菜と果物を買いに出かける、マーケットの常連エリーです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

という訳で、今日は週に一度のThursday market の紹介です。

 

バイロンベイはオーガニックの町。

ヨギー(ヨガをする人)やヒッピー、オーガニック好きで健康志向の人々が多く暮らしています。

 

そんな彼らが口を揃えて絶賛するのがこちらのマーケット。

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なかなかお店では見かけないような、ハーブや薬味がたくさん

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見えるかな?平飼いたまごや、マフィン・オリーブオイル・蜂蜜、そしてコーヒーなども売られています。

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初めて来た時は、浮かれすぎて何も買えず、2度目に来た時は、買いすぎて食べきるのが大変でした。

 

食材も素敵ですが、雰囲気も素敵。

 

ここで一度買い物をしてしまったら、なかなかスーパーで野菜を買おうという気にはなれません。

 

ところで、輝いて見えていた野菜が、調理を終えた途端、残念に見えてくることも時にあります。

 

今、切実に、すばらしい食材を活かす調理の腕が欲しい。

 

5月に引き続き、6月の目標は料理の腕を磨くことです。

バイロンベイより、初めまして

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思い立ったが吉日ーー

その言葉が口癖だと、人生波乱万丈ですよね。

 

こんにちは、歩いてきた人生が複雑怪奇すぎていつも自己紹介に困る整体師のエリーです。みなさん初めまして。

 

メディカル(医療)ハーブの勉強がしたい、そしてオーガニックという言葉にめっぽう弱い、そんな理由でなんとなくオーストラリアのバイロンベイにやってきたのですが、この町が面白すぎて、日々楽しくて仕方がありません。

 

一部の人に、超有名な町、バイロンベイ。

 

小さいけれど、世界中の人々を魅了してやまないこの町を、わたしの日々の生活を通して紹介していこうと思います。

 

 

 

ところで、ことわざというものは得てして的を射ているものです。

人生を振り返り、やはりあのとき行動して良かったなあという思いがことわざへの信頼を更に高めーー。

 

そして、ますます不思議な人生を歩いて行くことになるのだろうなぁと、なんだか諦めに似た確信があります。